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フッ素樹脂(Fluorocarbon Resin)

別名 FLU
概要 第二次世界大戦中、アメリカによって開発され、主として軍需用として開発してきたが、戦後各国で製品化された。
代表的なエンジニアリングプラスチックの一つであり、板、フィルム、パイプ、チューブ、棒、生テープ、電線、コーティング、ライニングなどの工業用途から、フライパン、コーティングなど家庭用品まで広範な用途に多用されている。
特に日本においては耐食材料として急速に発展してきたが、非粘着性、低摩擦係数などの高分子材料にない特性から、次第にアイロン、ホットプレートへの非粘着コーティングなど一般家庭用にまで利用されるようになっている。
原料 ほたる石、フロンガス
用途 【PTFE樹脂】
ガスケット、パッキン、シール、テープ、ブロー、移送用ホース、チューブ、フィルター、ピストンリング等
【FEP樹脂】
電線、ケーブルの被覆、電子・航空機の配線用ワイヤーのジャケット、同軸ケーブル、真空管ソケットスペンサー、コネクター、ライニング、フィルム等
【PFA樹脂】
チューブ、電線ケーブルの被覆ジャケット、半導体洗浄治具、理化学器具、電気用コネクタ、ソケット、各種ライニング、ホース等
【ETFE樹脂】
電気電子用コネクター、ターミナル、ソケット、機械用ベアリング、ギア、ピストンリング、化学用ポンプ、バルブ、ライニング、理化学機器
【CTFE樹脂】
ガスケット、液面計、バブリング、チューブ、バルブ内面ライニング、反応釜、熱交換機器のライニング、電気絶縁材料、電気部品等
【PVDF樹脂】
化学用電極シール材、ガスケット、パッキン、金属コーティング、ライニング、金属・木材のラミネート、電気絶縁材料、誘導体材料