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ポリプロピレン樹脂(Polypropylene Resin)

別名 PP ポリプロピレン
概要 昭和28年イタリアのナッタ教授によって結晶性ポリプロピレンが合成されて以来、世界各国で企業化され、物性改良、用途開発、製造技術の改良が進められてきた。
日本では昭和37年住友化学、三井東圧、三菱油化、チッソの先発4社によって初めて国産化された。
その優れた各種特性と汎用性により、射出成形、フィルム、繊維、ブロー成形などの各分野に需要を開拓し、急速に発展し、石油ショック時の昭和48年73万トンとなり、その後若干減退したが、昭和58年以降10年連続の史上最高を記録するとともに、平成17年には300万トン大台に乗せた。
原料 プロピレン、エチレン
用途 【射出成形】
洗濯機、扇風機、換気扇、掃除機、電子レンジ、食器乾燥機、コーヒーメーカー、エアコン、冷蔵庫、コタツ等の各部品、各種コンテナー、日用家庭用品、バルブ、リング、バンパー、インパネ、グリル、コンソール、ファンシュラウド、バッテリーケース、エアクリーナーケース、カーヒーターケース、グローボックス、ハンドル等
【フィルム】
OPP、CPP、IPP、食品包装、繊維包装、雑貨包装、テープ、絶縁材料
【押出成形】
食品トレイ、医療容器、フェンダライナー、文具
【中空成形】
多層容器
【その他】
フトン綿、カーペット、ロープ、バンド、袋