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ポリブタジエン樹脂(Sydiotactic 1, 2-Polybutadiene)

別名 PBD JSR RB(商標)
概要 JSRRBは世界ではじめて日本合成ゴム(現JSR)が独自の技術で開発したシンジオタクチック1,2-ポリブタジエンで、1,2結合を90%以上含み、平均分子量が10数万、結晶化度が15~35%という新しい熱可塑性樹脂である。
適当な融点を持っているため、通常のプラスチック加工機で各種の加工製品を得ることができる。
物性はプラスチックとゴムの中間領域に属する。
プラスチック材料としてのJSRRBは食品衛生法に基づく厚生省告示規格試験に合格しており、透明性、柔軟性、低温ヒートシール性、突破り強さに優れ、また、化学反応性に富む樹脂である。
一方、ゴム材料としてのJSRRBは伸び、引張り強さ、引裂強さ(室温)、流動性、耐候性、耐オゾン性、耐熱性、耐スキッド性、耐摩耗性に優れた加硫製品が得られ、また、容易に加硫することができる。
その流動性と加硫のし易さから各種ゴム製品のインジェクション加硫製品化を容易にすることができる。また、加硫発泡体はプラスチック同様の簡便さで製造され、その物性は従来のゴム加硫発泡体より優れている。
熱可塑性ゴムとしてみた場合、JSRRBは加工性、物性で特長ある材料である。
原料 ブタジエン
用途 フィルム(ストレッチフィルム、ラミネートフィルム、青果物包装用フィルム)、溶融袋、チューブ、各種プラスチック改質材、射出あるいは押出成形による各種発泡履物底材、各種射出およびブロー、成型品、各種スポンジ製品(ミクロセルラー、硬質スポンジ、半硬質スポンジ、軟質スポンジ、透明調、クレープスポンジ)、各種高硬度ゴム製品、インジェクション加硫製品、各種ゴム改質材、透明加硫
ゴム製品、接着剤、反応助剤、各種アスファルトブレンド、感光剤樹脂、熱硬化性樹脂